農業用ドローンの導入を考えたとき、多くの方が気になるのが「操作の難しさ」ではないでしょうか。「自分にも使いこなせるだろうか」といった不安に対し、この記事では操作前の準備から具体的な操作方法までを分かりやすく解説します。
農業用ドローンを操作するには、資格の取得や飛行許可申請といった法的な準備が前提です。
そのうえで、安全な飛行に不可欠な「飛行前の準備」も欠かせません。ここでは、手動・自動どちらの場合でも共通して行う機体のチェックと、自動飛行の際に必要となる追加の準備について、それぞれのポイントを解説します。
手動飛行の準備は、圃場に到着してからいかに短時間で済ませられるかが重要です。主に4つのステップで安全確認を行います。
機体本体やプロペラに損傷がないか、ネジに緩みがないかなどを確認します。バッテリーが満充電であることを確認し、農薬や肥料をタンクに補充してください。
作業を行う圃場の周囲に電線などの障害物や人がいないかを目視で確認。また、風の強さなど、天候がドローンの飛行に適しているかも確認しましょう。
機体の電源を入れる前に、必ず送信機(プロポ)の電源を先に入れます。先に機体の電源を入れると電波の混線などで誤作動を起こす可能性があり、大変危険です。安全のための基本手順と心得ておきましょう。
送信機の電源を入れた後、機体本体の電源を入れます。送信機のモニターで、通信状態や機体の電圧に異常がないかを最終確認したら、離陸準備は完了です。
自動飛行を行う場合は、上記の手動飛行の準備(機体の物理チェックや電源投入など)をすべて完了させた上で、追加でスマートフォンやタブレットなどでの設定作業を行います。
タブレットやスマートフォンで専用アプリを起動し、ドローンを飛行させる圃場のマップが正しく表示されるかを確認。事前に作成した飛行プランを読み込んだり、現場で新規に作成したりするケースもあります。
アプリ上で機体のシステムが正常に作動しているかを確認。特に、自動飛行の精度を左右するGPSの受信状況や各種センサーのキャリブレーション(校正)が正常であるかどうかは、重要な確認項目です。
マップ上で設定した散布範囲や飛行ルート、高さ、速度などに間違いがないかを最終確認します。問題がなければ飛行プランを機体に送信し、自動飛行の準備は完了です。
手動飛行はラジコンのような直感的な操作、自動飛行はアプリで目的地を設定するような簡単な操作が中心となります。
手動飛行の基本操作は、送信機の2本のスティックです。右スティックで機体を前後左右に、左スティックで上昇・下降と機体の向きの回転を操作するのが一般的。
これらに加え、農業用ドローン特有の「散布作業の操作」として送信機にある専用スイッチで散布の開始・停止を行ったり、ダイヤルで散布量を調整したりします。圃場の隅や障害物の周辺など、細かな調整が必要な場面で活躍する操作方法です。
自動飛行は、スマートフォンやタブレットの画面上で散布範囲を設定するだけで、ドローンが適切な飛行ルートを自動で計算。枕地※での重複散布などを避け、無駄なく均一に散布してくれます。
設定後は「自動飛行開始」のボタンを押すだけで、離陸から散布、着陸までを全自動で実行。操縦者は機体や周囲の監視に集中できます。
散布用ドローンは、価格やスペックだけで選ぶと導入後に使いにくさを感じることもあります。
初めて導入する場合は、操作のしやすさやサポート体制、圃場との相性まで含めて選ぶことが大切です。
ここでは、初めて導入する人にも向く散布用ドローンを3つ紹介します。

| 価格 | 1,375,000円〜(税込) |
|---|---|
| 一度に積める量 | 15L |
| 収納時のサイズ | 720×800×770mm |

| 価格 | 参考価格:約144万円(税込) ※要見積もり |
|---|---|
| 一度に積める量 | 20L |
| 収納時のサイズ | 1050×690×820mm |

| 価格 | 1,859,000円(税込) |
|---|---|
| 一度に積める量 | 10L |
| 収納時のサイズ | 559×1799mm ※ |