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農業用ドローンによる農産物運搬

目次

野菜や果実など、収穫した作物を集荷場へ運搬するのは重労働のひとつ。高齢化や人手不足が深刻化する農家には厳しい問題ですが、この分野でも農業用ドローンの活用が期待されています。導入するメリットと、具体的な事例を見ていきましょう。

農業用ドローンで農産物運搬を行うメリット

作業にかかる負担を減らすことができる

収穫した農作物を運搬する作業は、身体への負担が大きめ。とくに山間部や斜面での作業は負担が大きく、肉体的な負担だけでなく危険が伴うこともあります。

しかし、農業用ドローンを使って運搬を実施できれば、山間部や斜面での作業の負担が軽減。日常的にかかる体への負担も少なくでき、病気やケガのリスクを減らすこともできるでしょう。

運搬にかかる作業時間を短縮できる

一般的に、農作物の運搬はトラクターなどを使って行われます。しかし、トラクターなどの重機が入りにくい山間部や傾斜地の場合、人力で作物を運搬するケースが多く、作業に時間を取られることもしばしば。

農業用ドローンであれば地形を問わず飛行させられるため、作業時間の短縮が可能。農作物を迅速に運搬でき、消費者に届けるまでの時間も短くできるでしょう。

活用事例

約15㎏の農作物運搬に成功

北海道の当別町では、農家の高齢化・人手不足が問題となっており、収穫物の運搬作業の効率化が求められていました。

とくに道の駅が最盛期に入ると、農作物の積み下ろしなどの負担が大きくなることから、ドローン物流を考案。片道約800mの距離を、15㎏ほどの農作物をドローンで運搬する実験が行われました。実験は無事に成功し、今後は農業用ドローンによる輸送時間の軽減や、運搬作業の効率化に期待が集まっています。

その他に知っておきたい
活用方法を紹介

農業用ドローンのメーカー選びの手助けをする当サイトでは、他にも農業用ドローンを導入するなら知っておきたい活用方法をまとめています。ぜひ参考にしてください。

農業用ドローンの活用方法

まとめ

実用化すれば農家の業務効率がアップ

農業用ドローンによる農作物運搬についてはまだ試験段階となっていますが、実験では成功しているケースが見られるため、今後の実用化が期待できるでしょう。

農業用ドローンで重い荷物を運搬できれば、業務の効率化や作業員の負担軽減にもつながります。運搬作業に課題を抱えているのであれば、ドローンの活用について考えてみても良いのではないでしょうか。

目的に合った
農業用ドローンを求めるなら

このメディアでは、農業用ドローンのメーカーを特集しています。TOPページでは利用する目的に合わせてオススメの農業用ドローンメーカーを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

【目的別】農業用ドローン
おすすめメーカー3選

機械やPCが苦手でも使いこなせる
農業用ドローンメーカー

労働力不足や高齢化が進む農業の課題解決策として、農業用ドローンの導入が進んでいます。
本サイトでは、機械やPC操作が苦手な人でも導入しやすい農家の目的に合ったドローンメーカーを紹介します。

【目的別】
農業用ドローン3選

農業用ドローンは、利用目的に合わせて適切な製品を導入することが重要です。ここでは、稲作向け・果樹園向け・鳥獣被害対策といった、目的別に3種類の農業用ドローンをピックアップ。ドローンメーカーが実技講習も行ってくれるから、機体が苦手な人でも農業に活かせる知識や技術を身に付けられるでしょう。

稲作向け
農薬散布の負担を軽減できる
スリー・エス
FLIGHT-AG
スリー・エス FLIGHT-AG
引用元:スリー・エス公式HP
https://flight-ag.com/
費用

1,196,800円(税込)

特徴
  • 10ha(10町)の稲作農家に必要な機能だけを搭載
  • 複雑な操作は不要。誰でも扱える直感操作と、現場で使える講習
    サポート

公式HPで稲作向けの農業用ドローンの
機体を見る

電話で説明を聞く
受付時間(平日9:30~17:00)

果樹園向け
農薬散布と受粉を効率化
DJI JAPAN
AGRAS T25
DJI JAPAN AGRAS T25
引用元:DJI JAPAN公式HP
https://ag.dji.com/jp/t25
費用

1,440,340円(税不明)

特徴
  • 16個の噴霧ノズルで枝や密集した場所にも液体農薬を均一に散布
  • 樹間散布で届きにくい密集した果樹に浸透する果樹散布モードを搭載

公式HPで果樹園向け農業用ドローンの
機体を見る

鳥獣被害対策
害獣駆除と生育状況の解析
ACSL
SOTEN
ACSL SOTEN
引用元:ACSL公式HP
https://product.acsl.co.jp/
費用

-(公式HPに記載なし)

特徴
  • 夜間や遠方など、利用する場所と時間に合わせて4つのカメラを切り替え可能
  • 専用アプリケーションで簡単に飛行操作が可能

公式HPで鳥獣被害対策向けの農業用ドローンの機体を見る

※2024月4月9日調査 googleで「農業用ドローン メーカー」で100位まで検索し、公式HPが表示された農業用ドローンの販売会社の中から、ドローン講習と保証のあるサポート対応をしているメーカー8社から以下の特徴別にピックアップ
FLIGHT-AG:稲作農家向け独自機能(プライミングスイッチ、散布量調節ダイヤル、吹出インジケーター)を唯一搭載
AGRAS T25:果樹園向け果樹散布モードと散布を効率化させる液面センサー、FPVカメラを唯一搭載
SOTEN:4つのカメラを搭載し、唯一センシングに特化したドローン

【目的別】
農業用ドローンメーカー
3選