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ナイルワークス

目次

ナイルワークスは、機械操作が苦手な農家さんでも簡単に使える農業用ドローンを販売。税制の優遇を受けられるのもポイントです。ここでは、ナイルワークスの農業用ドローンの特徴や事例、サポート内容などについてご紹介します。

ナイルワークスの農業用ドローンの特徴

圃場登録数の豊富な農業用ドローンを販売

ナイルワークスは2015年の設立以来、デジタル技術でスマート農業の実現をサポートしている企業です。国内で企画製造している農業用ドローン「Nile-JZシリーズ」をはじめ、⽣育分析システム「Nile Bank」などを提供。農業用ドローン「Nile-JZ Plus」は、圃場登録数17,000、散布面積20,000haと実績も豊富です(2019-2023年の実績)。

特別な操作が不要!誰でも簡単に使うことができる

Nile-JZ Plusは、ボタン一つで液剤や粒剤を自動散布してくれる使いやすさが魅力の農業用ドローンです。設定も簡単で、測量機で事前に圃場や障害物を測量するだけ。あとは自動で飛行経路を生成してくれます。ドローンやバッテリーなど必要な機材を準備するだけで、機械操作が苦手な農家さんもすぐに散布が行えます。

「みどり投資促進税制」対象機械の認定を受けている

みどり投資促進税制とは、みどり認定を受けた農業者が環境負荷軽減に配慮された設備を導入する際に税制の優遇が受けられる制度。Nile-JZ Plusは、このみどり投資促進税制の適用対象設備として初めてドローンで認定を受けています。みどり認定を受ければ、お得にドローンを導入可能です。

目的に合った
農業用ドローンを求めるなら

このメディアでは、他にも、農業用ドローンのメーカーを紹介しています。TOPページでは利用する目的に合わせてオススメの農業用ドローンメーカーを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

【目的別】農業用ドローン
おすすめメーカー3選

ナイルワークスの農業用ドローンの機体について

Nile-JZ Plus

ナイルワークス Nile-JZ Plus
引用元:ナイルワークス公式HP
https://www.nileworks.co.jp/product/nile-jz

RTK-GNSSや複数のセンサーから算出される位置情報によって自由飛行ができるNile-JZ Plus は、軽量で準備から散布、片付けまでひとりで作業を行うことが可能なドローンです。

圃場センシング・解析結果から作物の生育状態にあわせて農薬や肥料を必要な箇所に必要な分だけ散布することができるので、従来の農薬の使用量を低減してコストダウンも期待できます。操作も簡単なので、農作業の効率化と省人化にも役立ちます。

機体

機体名称 Nile-JZ Plus
可変散布 対応
カラー 黒×白×ブルー
機体重量 12kg ※バッテリー・液剤散布装置を含まず
最大離陸重量 27kg
プロペラ枚数 6
全長×全幅×全高(アーム展開時) 1,916mm×2,110mm×727mm ※液剤散布装置を含む
全長×全幅×全高(アーム収納時) 716mm×626mm×727mm ※液剤散布装置を含む
フレーム形式 ボックスフレーム構造
アーム収納形式 下方折りたたみ方式
保護等級(防塵防水) IP55相当 ※バッテリー端子キャップ取り付け時
最大飛行時間 15分
※最大飛行時間は気温などの環境やバッテリーの状態によって変化しますのでご使用の際にはバッテリー残量に注意してご使用ください。

ローター

ローター径 (inch) 27
ローター形式 CF強化樹脂(折りたたみ式構造)

バッテリー

定格容量 799Wh
定格電圧 44.4V
全長×全幅×全高 149mm×255mm×243mm

急速充電器

充電方法 急速充電(4スロット)
定格出力 100V 1200W / 200V 2400W
全長×全幅×全高 350mm×250mm×155mm

液剤散布装置

最大タンク容量 8L
吐出方式 ノズル方式(2個)/ 滴下
散布幅 4.5m~
散布速度 ~20km/h
散布量 800ml~/10a この他、薬剤に応じて設定可能

粒剤散布装置

最大タンク容量 10L
吐出方式 インペラ―式
散布幅 5m~
散布速度 ~20km/h
散布量 薬剤に応じて設定可能

ナイルワークスの農業用ドローンの機能について

正確な散布を可能とする多彩な機能を搭載

Nile-JZ Plus は、GPSよりも誤差精度の高いRTK-GNSSを搭載。これに、複数センサーを組み合わせてドローンの位置を正確に把握した自動走行を実現しています。また、LTE網を経由させて飛行情報を収集できるため、リアルタイムに飛行状況をチェックすることが可能。より正確な散布を行うための機能が備わっています。

ナイルワークスの農業用ドローンの事例

地元農家を支えるドローン防除作業

有限会社中野商店は、福島県喜多方市で農業用ドローンによる水稲の防除作業を5年前から請け負っています。高齢化による作業負担を軽減し、農家の要望に応じた丁寧な対応で信頼を築いてきました。作業は必ず二人一組で行い、散布ミスを防ぐため細部まで確認を徹底しています。軽量かつ自動飛行可能なドローンを導入することで、効率化も実現しました。地域の農を守る強い想いが、確かな支援となって広がっています。

ドローン活用で効率化と省力化を実現

北海道の豪雪地帯にあるある地域では、幼なじみの2人の農業者が協力し、ドローンを活用した防除作業に取り組んでいます。これまで1日半かかっていた作業が大幅に短縮され、省力化が実現されました。家族経営の農場でも操作がしやすく、作業の分担が可能になっています。また、農薬使用を大幅に削減した栽培方法にも取り組み、持続可能な農業の実現に向けて一歩ずつ前進しています。伝統を大切にしつつ、新たな技術を取り入れる姿勢が印象的です。

この機体は狭小地でも高い機動性を発揮し、自動航行で効率的な作業を可能にします。現在は基幹防除や粒剤除草剤、追肥散布などにも活用を広げており、ドローンの多機能性が今後の農業スタイルに柔軟に対応できることを示しています。

ドローンで広がる次世代農業の可能性

岩手県北上市の西部開発農産様では、耕作面積1000ha超の広大な農地で効率的な防除作業を実現するため、ナイルワークス製の農業用ドローンを導入しています。従来の無人ヘリに比べ操縦負担が軽減され、女性や新人も安心して作業できる環境が整いました。自動飛行による均一散布が可能となり、品質の安定化にも貢献。作業効率と従業員の働きやすさを両立させたスマート農業の好事例です。

ドローンがつなぐ親子の想いと農業の未来

青森県の農家では、親子三人で力を合わせ、ドローンを活用した米づくりに取り組んでいます。高校生の娘が操作ライセンスを取得し、自動飛行による防除や肥料散布を担うことで、作業の省力化と時間短縮を実現しました。軽量な機体により一人でも作業でき、品質の均一化にも貢献しています。また、会話の機会も増え、家族の絆がより深まっています。新技術を取り入れながら、未来の農業を家族で支え合っています。

農業用ドローンを利用したお客様の声

楽できそうだから(ドローン散布を)やってみようかなと思ったし実際取り入れてみたら楽だった。1日半かかった作業が1日もかからなくなった

色々なメーカーのドローンを比較検討した結果、ナイルワークスのドローンの導入を決めました。国産であることとワンオペ作業ができることが、決め手です。可変散布できることにも魅力を感じました。それに、何かあったときにすぐに解決してくれるので、カスタマーサービス面も安心です。

(ドローンを使って防除作業をしていると)ひとりでできるんだね、すごいね!って、周りの農家さんから声をかけられますね。ドローンを飛ばした後に、実際に目に見えて生育の成果がわかるようになることが楽しいです。

(前略)年々体力の衰えも感じていたので、労力をかけることなくひとりで散布できるドローンを探していました。ナイルワークスの農業用ドローンは自分が探し求めていたドローンだったので、出会ってすぐに購入を決めました。防除作業がひとりでできますし、しかも1〜2日で終わります。(後略)

ナイルワークスの農業用ドローンが“自動飛行ドローン”と紹介された農業新聞の記事を見て興味を持ちました。11月上旬の秋蒔き小麦の雪ぐされ防除で、導入前散布デモを実施してもらいました。畑がぬかるんでトラクターでは畑に入れない時期なのですが、空中から均一に散布できていることとドローンによる防除作業が効いていることも確認できたので、麦だけではなく水稲や大豆にも活用できると判断し導入を決めました。自動飛行なので僕はドローンを見守っているだけです。“ドローンを飛ばす”のではなく、”見守る”だけですから気持ち的にも安心して作業できます。

ナイルワークスの農業用ドローンのサポートについて

LINEを通じて様々なサポート情報を提供

Nile-JZ Plusは、誰でも簡単に操作できる設計となっている上、3日間の事前研修も用意されています。研修を受けることで、操作に対する不安が解消できるでしょう。また、ナイルワークスのLINEを通じて、個別相談や見積もり依頼が可能。デモ飛行や講習会、サポート情報なども受け取ることができます。

ナイルワークスの会社情報

会社名 株式会社ナイルワークス
所在地 東京都千代田区神田錦町 1-4-3 神田スクエアフロント 2F
電話番号 03-5577-3071
URL https://www.nileworks.co.jp/
機械やPCが苦手でも使いこなせる
農業用ドローンメーカー

労働力不足や高齢化が進む農業の課題解決策として、農業用ドローンの導入が進んでいます。
本サイトでは、機械やPC操作が苦手な人でも導入しやすい農家の目的に合ったドローンメーカーを紹介します。

【目的別】
農業用ドローン3選

農業用ドローンは、利用目的に合わせて適切な製品を導入することが重要です。ここでは、稲作向け・果樹園向け・鳥獣被害対策といった、目的別に3種類の農業用ドローンをピックアップ。ドローンメーカーが実技講習も行ってくれるから、機体が苦手な人でも農業に活かせる知識や技術を身に付けられるでしょう。

稲作向け
農薬散布の負担を軽減できる
スリー・エス
FLIGHT-AG
スリー・エス FLIGHT-AG
引用元:スリー・エス公式HP
https://flight-ag.com/
費用

1,196,800円(税込)

特徴
  • 10ha(10町)の稲作農家に必要な機能だけを搭載
  • 複雑な操作は不要。誰でも扱える直感操作と、現場で使える講習
    サポート

公式HPで稲作向けの農業用ドローンの
機体を見る

電話で説明を聞く
受付時間(平日9:30~17:00)

果樹園向け
農薬散布と受粉を効率化
DJI JAPAN
AGRAS T25
DJI JAPAN AGRAS T25
引用元:DJI JAPAN公式HP
https://ag.dji.com/jp/t25
費用

1,440,340円(税不明)

特徴
  • 16個の噴霧ノズルで枝や密集した場所にも液体農薬を均一に散布
  • 樹間散布で届きにくい密集した果樹に浸透する果樹散布モードを搭載

公式HPで果樹園向け農業用ドローンの
機体を見る

鳥獣被害対策
害獣駆除と生育状況の解析
ACSL
SOTEN
ACSL SOTEN
引用元:ACSL公式HP
https://product.acsl.co.jp/
費用

-(公式HPに記載なし)

特徴
  • 夜間や遠方など、利用する場所と時間に合わせて4つのカメラを切り替え可能
  • 専用アプリケーションで簡単に飛行操作が可能

公式HPで鳥獣被害対策向けの農業用ドローンの機体を見る

※2024月4月9日調査 googleで「農業用ドローン メーカー」で100位まで検索し、公式HPが表示された農業用ドローンの販売会社の中から、ドローン講習と保証のあるサポート対応をしているメーカー8社から以下の特徴別にピックアップ
FLIGHT-AG:稲作農家向け独自機能(プライミングスイッチ、散布量調節ダイヤル、吹出インジケーター)を唯一搭載
AGRAS T25:果樹園向け果樹散布モードと散布を効率化させる液面センサー、FPVカメラを唯一搭載
SOTEN:4つのカメラを搭載し、唯一センシングに特化したドローン

【目的別】
農業用ドローンメーカー
3選