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農業用ドローンによるほ場センシング

目次

ドローンによる空撮で、作物の生育状況・倒伏状態・生育ムラなどを確認するほ場センシング。ここでは、ドローンを使ってほ場センシングを行うメリットと、実際の事例についてまとめてみました。

農業用ドローンでほ場センシングを行うメリット

短時間でほ場全体の状態を把握できる

農業用ドローンを使うことで、これまで肉眼での見回りでは確認できなかったほ場全体の様子を上空から把握できるようになります。

しかも、ほ場全体を歩いて確認するよりも短時間でチェックできるため、業務効率も高まるでしょう。

労働力・コストを削減できる

農業用ドローンを使用すれば、ほ場の面積によっては1人でのセンシング作業が可能となります。

ほ場の確認を複数人で行っていた場合、人件費の削減につながるでしょう。

生育ムラをなくし収穫量の安定を図れる

農業用ドローンでは、空撮によってほ場の生育ムラを確認することができます。

生育不良が見られる部分にピンポイントで肥料を散布すれば、生育ムラを解消することが可能。収穫量の安定化を図ることができます。

活用事例

汎用型ドローンを活用した広域リモートセンシングの事例

農研機構生研支援センターでは、広域のほ場単位の生育診断を行える、マルチスペクトルカメラ搭載の汎用型ドローンを利用したリモートセンシング技術を開発しました。

この研究開発では、100ha以上の広域リモートセンシングをおよそ2時間で実施。空撮によってほ場を俯瞰的に確認でき、生育状況に合わせて追肥などを行えることが分かりました。

水稲・麦といった作物は、生育状況に応じた適切な追肥により、品質向上および収穫量のアップが見込めるようになります。

この事例からは、農業用ドローンを利用したほ場センシングで作物の生育診断を行うことにより、農業の効率化と収入増が期待できることが示唆されました。

その他に知っておきたい
活用方法を紹介

農業用ドローンのメーカー選びの手助けをする当サイトでは、他にも農業用ドローンを導入するなら知っておきたい活用方法をまとめています。ぜひ参考にしてください。

農業用ドローンの活用方法

まとめ

利便性や収量のアップが期待できます

農業用ドローンによるほ場センシングは、人力での作業に比べると利便性が高く、データの利用によって業務効率や収量のアップも見込めることが分かります。

人件費の削減やタイムパフォーマンスの向上にもつながる可能性があるため、ほ場管理に課題を抱えている企業は、前向きに検討してみると良いでしょう。

目的に合った
農業用ドローンを求めるなら

このメディアでは、農業用ドローンのメーカーを特集しています。TOPページでは利用する目的に合わせてオススメの農業用ドローンメーカーを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

【目的別】農業用ドローン
おすすめメーカー3選

機械やPCが苦手でも使いこなせる
農業用ドローンメーカー

労働力不足や高齢化が進む農業の課題解決策として、農業用ドローンの導入が進んでいます。
本サイトでは、機械やPC操作が苦手な人でも導入しやすい農家の目的に合ったドローンメーカーを紹介します。

【目的別】
農業用ドローン3選

農業用ドローンは、利用目的に合わせて適切な製品を導入することが重要です。ここでは、稲作向け・果樹園向け・鳥獣被害対策といった、目的別に3種類の農業用ドローンをピックアップ。ドローンメーカーが実技講習も行ってくれるから、機体が苦手な人でも農業に活かせる知識や技術を身に付けられるでしょう。

稲作向け
農薬散布の負担を軽減できる
スリー・エス
FLIGHT-AG
スリー・エス FLIGHT-AG
引用元:スリー・エス公式HP
https://flight-ag.com/
費用

1,196,800円(税込)

特徴
  • 10ha(10町)の稲作農家に必要な機能だけを搭載
  • 複雑な操作は不要。誰でも扱える直感操作と、現場で使える講習
    サポート

公式HPで稲作向けの農業用ドローンの
機体を見る

電話で説明を聞く
受付時間(平日9:30~17:00)

果樹園向け
農薬散布と受粉を効率化
DJI JAPAN
AGRAS T25
DJI JAPAN AGRAS T25
引用元:DJI JAPAN公式HP
https://ag.dji.com/jp/t25
費用

1,440,340円(税不明)

特徴
  • 16個の噴霧ノズルで枝や密集した場所にも液体農薬を均一に散布
  • 樹間散布で届きにくい密集した果樹に浸透する果樹散布モードを搭載

公式HPで果樹園向け農業用ドローンの
機体を見る

鳥獣被害対策
害獣駆除と生育状況の解析
ACSL
SOTEN
ACSL SOTEN
引用元:ACSL公式HP
https://product.acsl.co.jp/
費用

-(公式HPに記載なし)

特徴
  • 夜間や遠方など、利用する場所と時間に合わせて4つのカメラを切り替え可能
  • 専用アプリケーションで簡単に飛行操作が可能

公式HPで鳥獣被害対策向けの農業用ドローンの機体を見る

※2024月4月9日調査 googleで「農業用ドローン メーカー」で100位まで検索し、公式HPが表示された農業用ドローンの販売会社の中から、ドローン講習と保証のあるサポート対応をしているメーカー8社から以下の特徴別にピックアップ
FLIGHT-AG:稲作農家向け独自機能(プライミングスイッチ、散布量調節ダイヤル、吹出インジケーター)を唯一搭載
AGRAS T25:果樹園向け果樹散布モードと散布を効率化させる液面センサー、FPVカメラを唯一搭載
SOTEN:4つのカメラを搭載し、唯一センシングに特化したドローン

【目的別】
農業用ドローンメーカー
3選